まずはこのタイトルから参加。セバスチャン・ブリーズデイルによるロンドンの地下鉄網を舞台にした“オンジアンダーグラウンド”です。
運要素低めのネットワークビルドで、線路の敷設をめぐる陣取りが熱い。
渋い作風ですが完成度は高く、このデザイナーの才覚が遺憾なく発揮された好タイトルではないでしょうか。
初プレイだったのですがリプレイアビリティもあると思われ、安く入手できるのであれば持っていても悪くないと思いました。
つづいてこちら“マーヴィン・マーヴェルのマーヴェラスなマーブルマシーン”です。布製のゲームボードと木製のコンポーネントからなる珍しいタイトル。
マーブルか仕掛けとなるディスクをドローして配置、あとはマーブルの移動の自動処理というシステム。
見た感じアブストラクトなんですが、仕掛けとなるディスクの内容は多岐に渡っており、狙ったとおりにディスクが動いてくれることは少ないので、その予期せぬ動きを楽しめるかが本作の肝か。
ハンスからの初めてのフェルトということで注目していたタイトル。
165枚ものユニークなカードが含まれていると聞いており、かなりのボリュームを覚悟していましたが、手番でのアクションは比較的シンプルで、最初からカードのテキストに拘泥することがなければ、存外プレイアビリティは高いという印象でした。
カードの中には今までのフェルトあるいはドイツゲームには珍しいとも言えそうな他者への直接攻撃的な効果のあるものも含まれており、このあたりはインスト時にあらかじめ周知しておいた方がいいかもしれません。
流石はハンスとでも言いたくなるような、そのコンポーネントの素晴らしさで、一度プレイしただけでは本作の総合的な評価を下すのは時期尚早と思いますが、マテリアルに投資する価値ありと判断し、購入することを決定しました。
米国キックスターター発の新作“ヴィティカルチャー”。
骨子は珍しいほどシンプルで実直なワーカー配置でした。
珍しい形状の木製コマの数々にはパブリッシャーの力の入れようが伺えますね。
ただゲームの方はやや単調で、テキストの含まれる特殊カードがあるとはいえ展開の起伏のなさは気になりました。けして悪いとは思いませんが同様のメカニクスをもつ先人達の偉大さもあって、存在意義は小さいか。
シュタウペの“もっとよせて”でこの日は〆。
シンプルながら妙味に溢れたカードゲーム。
まだまだこういう面白いカードゲームが出てくるのだなー、と感心しきり。
やはりシュタウペは追いかけないといけませんね。
この日のベストは“ブルージュ”。次点は“もっとよせて”。この二作は購入決定としました。
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