2014/11/06

シュリンクを斬る!㊳ “グラン・クリュ(Grand Cru)”の巻

新品のボードゲームの箱をあける開函ドキュメンタリー、今回で通算38回目です。

今回は2010年にエッガートシュピーレから出版されたワイン栽培をテーマにした農業ゲーム“グラン・クリュ”の箱を開けました。

というわけでこちらがゲーム本体、シュリンクを被った最後の姿。

最初から綻んでシュリンクに一部隙間ができていたので今回はカッターは使わず、そこから開封していきます。

ビリビリ…。

ばっさり。

裏面にまわりこちらもばっさりといきます。

シュリンクをはがしました。ぴっかぴか新品のつるりとしたナイスな手触り。

作者はウルリッヒ・ブルム。他にはアドルングからの“アンティグア”などのデザインを手掛けている人。

仕様です。表記90分、12歳以上とはなかなかの重さを予感させます。

裏面。

“ワイン愛好者のための経済的戦略ゲーム”という付言。

コンポーネントのリスト。すべて英語表示ですね。

プレイ中のイメージアート。わくわくしてきます。

難易度は“複雑”とのこと。

おお、ドイツ製。

それでは箱を開けます。

ぱかっと。

まずはルールブック。

添付されていたルールブックは英文のみ。ドイツ語がないのは珍しいですね。ひょっとして海外輸出用とか。

作者の近影も。おお、ハンサムなナイスガイ。

ルールブックの下からはこんなものが。

なるほど仕切りですね。

パンチングシートは2枚。発色良く美しいものです。

色鮮やかなタイルたち。アップで何枚か撮影しました。

素晴らしく美しいブドウたち。

4枚のブランクも含め、すべてのタイルを抜きました。ドイツ国内での生産のせいか非常に抜きやすくランクはA~Eの五段階評価でBの“良い”と認定。

こちらが“ブドウチップ”70枚。

そしてこちらが“改良チップ”24枚です。

小袋に仕分けました。ダイソーの3番ですが“ブドウチップ”はパンパンでぎりぎり。

つづいて個人ボード。

このようにアイコンと色で区別されています。

ボードは上部の“ワイン畑”と下部の“貯蔵庫”からなります。

裏面。このようなボール紙です。

さてではゲームボードへ。

ボードはこのような六ツ折仕様。

展開しました。全貌です。

各種チップの競りに使われるコーナー。

一年は基本的に4アクションで構成されます。

各ワインの価値、売値を表す表ですね。緑が安く青が高いのですね。

年末フェイズで使われるWP部分。

下のゲージが本作の重要なメカニクスのひとつ、“借金”をあらわすもの。

借金が11を超えると破産となりこれはゲーム終了の条件のひとつでもあります。

裏面は茶色一色。

残りのコンポーネント。

紙幣は4種類。単位は“フラン”。

こちらも何気にセンスの良いデザインかと。

袋に納入。

つづいて木製コマ。まずはプレイヤー毎のコマなど。数はぴったりで欠品なし。

側面からアップで。良質です。

立方体のキューブ“ワインマーカー”100個。各種数が違うのでルールブックと照らし合わせ、それぞれをカウントしました。こちらも過不足なし。

そしてざっくりと二つに仕分け。

内容物の検品も済んだので箱にしまっていきます。最初の仕切りをここではめ込みます。

まずはコマ類をざっくりと納入。

中央の凹部にボードをはめ込む感じ。

最後にルールブックでふた。

蓋をして終了。タイルの美しさが印象深いコンポーネントのタイトルでした。

例外の少ないプレイしやすい印象のルールで期待の一作。近日中にセッションに臨みたいものです。

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