今回は日本人デザイナーによる日本の出版社からの日本固有の文化をテーマにしたまさに純日本製ボードゲームともいえる魅惑のタイトルを取り上げます。
ゲーム本体近影。淡く渋いボックスアート。
それではシュリンクに刃を入れます。
ズズズ…。
切れ目からシュリンクを破っていきます。
まずは裏面をバッサリ。
表にまわりシュリンクを取り払います。
シュリンクを剥がしました。
毛筆体で書かれたタイトル。
デザイナーもアーティストも日本人。
製作を手掛けたニュー・ゲームズ・オーダーのロゴも毛筆体調でこのとおりキまってます。
ボックス側面の仕様表示。ここのイメージも和風で抜かりありません。
ボックス背面全景。
ゲームの背景について。
ご存じの方も多いはず。
コンポーネントの一覧。
プレイ中のイメージイラスト。
イマジンゲームズとニューゲームズオーダーのロゴも。
お馴染みの注意書きも日本語でこの通り。
燦然と輝く“Made in Japan”の文字。
それでは箱を開けます。
ぱかっと。
ルールブックです。当然ながら日本語表記1冊のみ。
いろんな形状の石が入っているようです。
ルールブックの中身。
巻末には様々な名庭師がモチーフとなっている作庭家カードの一覧も。渋すぎるw
サマリも4枚付属。
サマリ裏面。タイルの内訳もしっかり記載されている辺りに本格的な競技志向が窺えます。
実際にゲームに採用された名庭園の数々。これだけでも美しい。
ルールブックの下からはこちらのパンチングシートが4枚。
打ち抜きました。抜きやすさはDの“やや悪い”というのが僕の印象。ドイツ製の高いクオリティには今一歩足りないか。厚みもやや薄い印象。
つづいていわゆる個人ボードとなる“庭園ボード”。全4枚。
これは某大手ドイツパブリッシャーへのオマージュか。それにしても分かりやすいw
分かるでしょうか、タイルを置くため厚みに差が設けられており段差が作られています。
全4枚すべてに異なるアートワークが施されている凝りよう。
こちらがメインボードとなる“寺院ボード”。
様々な石。カテゴリ毎に記号が付与されている模様。
細かい部分まで描き込まれた実に美しいアートワーク。
裏面は黒一色でした。
箱に残っていたのはこれら。
まずはカード。
袋から取り出しました。カードは大きく二種類あるようです。
まずはこちら“名庭園カード”。
そして“作庭家カード”。
裏面は二種類ともこれで統一されていました。残念ながらエンボス加工はなし。そこまでは要求しませんがw
(※本記事コメント欄にても確認できますが、読者の方からの情報提供によりカード裏面のデザインがやや異なることが判明しましたのでこちらに付言させていただきます。)
木製コマです。プレイヤー毎に4色、“禅僧”と“円相”です。
そしてこれが最注目の石25個。
これが“立石(大)”5個。ずっしりとした存在感すら醸しています。
手に取ってみました。素晴らしい質感でした。
残りの“石”。
すべて手塗りという凝りよう。そしてそれ相応の高い品質。素晴らしい仕事に頭が下がります。
石膏製の“石”の数々。自分の撮影技術の未熟さゆえこの質感をお伝えできないのがもどかしいところ。
種類毎に分類してみました。石をコンポーネントに採用したいわゆる“石”ゲーは今までにも何点かありましたがここまで凝った作りのものは初めてでしょう。
それでは箱にしまっていきます。
メインボードで蓋。
その上に個人ボード。
さらにその上にルールブックとサマリ。
上箱をかぶせてはい終了。
ドイツやアメリカ、ヨーロッパに向けて「どうだい、これがニッポンのボードゲームなんだぜ!」と発信したいくらいの非常に高いクオリティの“純”国産ボードゲームの登場です。早くプレイしてみたい!
デジタルガジェットなどでもアンパッキング動画は多いですが、ボードゲームのシュリンクを破ってコンポーネントを紹介していくのも面白い記事ですね!
返信削除『枯山水』のカードバックですが、実は名庭園カードと作庭家カードで少し違います。
ここも面白いポイントだと思いますので、指摘しておきます。確認してみてください!
コメントありがとうございます。
削除先程確認しましたが確かにカード裏面は異なってますね。(作庭家カードの方は庭に目をやる庭師とおぼしき人物の姿が…。)
記事本文の方にも付言しておこうと思います。情報提供ありがとうございました。